2017年11月28日

第6回アイドル楽曲大賞 2017!投票コメント完全版

詳細解説近日!


まずはおさらい。試聴して買えるサイトなど。

MilkShake(ミルクセーキ)「DEJIMAらぷそでぃ/MyDestination 」Amazon
MilkShake(ミルクセーキ)「DEJIMAらぷそでぃ/MyDestination 」iTunes
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なお、言わなくてもご存知かと思いますが、僕がすべての曲を作っていますので。笑。


★インディーズ/地方アイドル楽曲部門
DEJIMAらぷそでぃ / MilkShake
作曲者です。歌詞のアイディアを SHIZUKA-P から聴いた瞬間に「ああこういう感じだ」と思いつき、そのまま作った。既に初期&2期メンの卒業が決まっていたので、新メンで映えるよう最初から意識して作った。なので自分的にはこれが新生ミルクセーキの第1弾。いろんな意味で自由になった気がする。好きな曲なので自分のライブでもセルフカバーで毎回歌ってます。
DEJIMA らぷそでぃ


2位 MyDestination / MilkShake
作曲者です。これも新メンバーを意識して作った。自分の好きな要素を惜しげなく全部乗せした名曲。DEJIMAらぷそでぃが想像以上にいい曲になってしまったので、それを越えるカップリングにしようと思ってそうなった。メロディラインは6音以内に収めることを意識した。元々の自分の作風はこういう感じなので、これが本来の自分という気がします。あと自分で弾いたアコギがカッコいいです。1ヶ月練習してレコーディングしましたw


3位 カラシメンタイコ / 絵恋ちゃん
長崎ハイリスクは、僕と絵恋さんが出会うためにあったと断言していいくらいw ホント素晴らしいパフォーマンスもあったけど、楽曲を最大限に活かす歌の実力がすごかった。上手いから楽しかったんだと思う。曲はどれもよく出来てたと思うけど、特にこれは歌詞のリズムへの乗せかたがカッコいい。こういうの聴くと「日本の曲もよくなったなあ」と嬉しくなる。
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★箱推し MilkShake
今年はあらゆる場所で言ってるのだけど「これがミルクセーキかー…」と思ったのよね。それまでのグループももちろん好きだったけど「コレがミルクセーキ!」という感じではなかったんだよね。今は名実ともに「コレがミルクセーキというものです」という感じがする。そういう意味で初めて箱推しに投票します。


過去の楽曲大賞コメント。
昨年分
*2016版

それ以前分
*2013版
*2014版
*2015版

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2016年12月25日

ミルクセーキ 2016 楽曲大賞(的なもの)。

みなさま。メリークリスマス。

さて今年も「第5回アイドル楽曲大賞2016」の季節がやって参りましたが、2016年のミルクセーキはシングルリリースがなく、アルバムだけだったので、投票はご遠慮させて頂きました。
しかし、それもなんだか年末の風物詩として味気ないので、個人的に、そのミルクセーキのアルバム「だからミルクセーキは食べ物だってば!」楽曲の中から、シングルにはなっていないアルバム曲の解説をしたいと思います!(シングル曲のコメントは一番下)


その前にまずはおさらい。試聴して買えるサイトなど。

MilkShake「だからミルクセーキは食べ物だってば!」Amazon
MilkShake「だからミルクセーキは食べ物だってば!」iTunes
MilkShake「だからミルクセーキは食べ物だってば!」ハイレゾ版
MilkShake「だからミルクセーキは食べ物だってば!」そのほか定額など全部

なお、言わなくてもご存知かと思いますが、僕がすべての曲を作っていますので。笑。


★というわけで各曲の解説

♪1:OverTure~It's MilkShake! / MilkShake(Vo.SHIZUKA)
ミルクセーキを始めるにあたって、運営 SHIZUKAさんがラジオ番組をやることになったのですね。じゃあテーマソングが要るだろう、ということでササッと作ったのがこの曲でした。そして SHIZUKAさんにササッと歌ってもらい完成。演奏入り、インスト、アカペラ(Perfume風)の3種類を渡し、どれも好きに使ってくださいと言いましたところ、アカペラバージョンはライブオープニングのオーバーチュアに使おう!ということになって、今に至ります。アルバム制作の際、これを1曲目にしたいということで、編集ミックスを丁寧にやり直しました(それまでは丁寧ではなかったのかというツッコミを待つ)。
なお、演奏入りのバージョンは、長崎名物の「氷菓である」ミルクセーキをイメージして、アイスな感じのキーボードがフィーチャーされています(Qlair を意識している)。

Shinjukumilk


♪3:イジヤゼ / MilkShake
これを新曲公開したとき「コレは本当に唐川さんの曲なの??」とザワザワしたというハードなチューン。しかし私のことをよくご存知であれば、私が屈指の「LED ZEPPELIN & ジミー・ペイジ」マニアであることは自明の事実ですし「キターーーー!」的にお喜びの方も多いかと思います。
この曲のギターは自分が弾いてるのですけど、「Led Zeppelin」というよりは「カヴァデール・ペイジ」時代を意識しています。ドラムもそうですね。これは90年代サウンドなのです。これをロゥファイな70年代サウンドにするのは僕的には違ったのです。もっと突き刺さるような人工的な音にしたかったんですね。そういう攻撃的な音だから、シズカさんが書いた「長崎弁」の歌詞とのマッチングがよいのではないかと思います。
ご存じの方もいるかと思いますが、この曲は僕自身の曲に元ネタがあります(Cold But Cute 収録 Ashikei Giirl)。そちらは大阪弁のラップ風になってるのですね。それをシズカさんに渡し「この大阪弁をそのまま長崎弁に変えたらカッコいいのではないかい?内科医?小児科医?」と提案したところ、それはよい!ということになりミルクセーキの曲になりました。
なお、元ネタのバージョンにはサビがありません。なのでサビを新たに作りました。そのモチーフもカシミール(Led Zeppelin)ですよね。カシミールと言えばハリウッド版ゴジラ。折しもシン・ゴジラ公開の2016年。タイムリーだったかと思います。

さらにもう一個、追加トリビア。実はこの「元ネタ」曲にサビを付け加えればおもしろいアイドル曲になるかも、と言ったのは、某有名アイドルグループのプロデューサーでした。その話はここでは書けないので、知りたい方は是非!僕の門前仲町ライブ にお越しくださいな!笑。(次回は2017年1月18日)


♪7:Flyaway / MilkShake ケイ Solo
作詞作曲しています。
これも僕自身の曲のカバーとなります。これで3度目くらいのリメイクじゃないかなあ。やっと「イメージ通りの」アレンジとして仕上がりまして本当に満足ですし、反響もそれを表すかのように大好評だったので本当に嬉しかった。
ケイのことについては、いくらでも言うことはあります。聴きたい方は是非、僕のライブへ(笑)。
この曲で特筆すべき点は「コーラス」です。もちろんケイ自身に全部歌ってもらいました。実は彼女から「ハモリがとても好きでカラオケなどでもよくハモってる」という話を以前聴いてたのです。まあ彼女の話を聞くまでもなく、僕自身が「ハモラー」でしたので、彼女独特の「ピッチ感」は「ハモリをやっていなければ身に付かないようなもの」だと直感的に思っていたので、それを聴いたとき「なるほど!」と思いましたよね。なので、この曲のレコーディングは「遂にケイのコーラス録りを実現できる!」という高揚感でいっぱいでした。
レコーディングの時に譜面はなかったです。その場で「こうやってみよう」「こんな感じで上に足そう」というように進めて行きました。それでもすぐ出来るはず、と確信してたからです。むしろ彼女の方からも「こういう感じ?」「これいいですね」というように、互いに構築していけるだろうと思っていました。
カバーですが、元ネタにはなかった「3回目のAメロ」が新たに付け足されています。この部分の歌詞は今回、僕が新たに描き下ろしたのです。いろんな女子が僕の曲を歌ってますけど「当て書き」って実は初めてだったかもしれない。なんか不思議な感覚だった。これについてどう思ったか、ケイには聴いてません。怖いので聴きたくないw

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♪9:Shi・shi・n / MilkShake
運営シズカさんから具体的に「こういう曲が欲しい」と言われて作った(はず)です。最初のバージョンはどんどん転調して上がっていったのだけど、ちょっとメンバーが歌うには無理があったので、普通に戻した。
今回の他の曲もそうだけど、シングルではなくアルバム曲、ということで、好きなことが出来た曲でした。ドラムの音は椎名林檎みたいにしたいとか、オルガンを入れてハードな歌謡曲みたいにしたいとか、そういう思いがそのまま実現できたので、いまライブとかで聴いても自分で「うわー、これカッケー」と思う曲ですw なんかこれくらいハジけてないとね、と。特に新木場の現場では感動したな。こんなかっこいい曲はないぜ、とか思ったもんなw もうこういう点は僕はいつでもスーパー自画自賛ですので。自分の曲を自分が好きじゃなくてどうする、みたいな。
サビの最後、決めのメロディはエミが歌ってます。エミの「エモーショナル」な歌唱がドンピシャでハマってます。この曲の振り付けはエミ自身が行ったのですが、ココの部分は「中森明菜さんみたいに、こう指をこうしてキメて」みたいに、レッスンのとき二人で話し合ったのを覚えてます。
中森明菜、ということで、これはつまり「マイナー歌謡」なのね。マイナー曲って意外になかなかカッコよくするのは難しいのだけど、これは成功したと思う。素晴らしいです。


というわけでアルバム曲の解説。いかがだったでしょうか。
ミルクセーキも活動して3年。去年は汐留があり今年はお台場があり、いっそう飛躍できましたが、いっぽう、初期メン含む4名の卒業、という節目もありました。もちろん僕も寂しいですが「新時代ミルクセーキ」は来年もまだまだ続きます。そして、それにふさわしい新機軸楽曲もどんどん書いていく所存ですから、みなさま、是非これからも期待して待っていて頂ければ幸いです。

そして楽曲大賞、来年は上位進出を狙って再びエントリーできるよう頑張りマスク!

では!らたまいねん!

Milkshinkiba


過去の楽曲大賞コメント。
*2013版
*2014版
*2015版


追伸
*「Shi・shi・n」を製作中に「ボカロP」samfreeさんの訃報が届きました。追悼の気持ちを込めて「Shi・shi・n」ギターメロ部分のコードは「ルカルカ☆ナイトフィーバー」のサビとほぼ同じ進行で作ってあります。
僕はもともと「踊ってみた」が大好きで、愛川こずえさんのルカルカも何度見たかわかりませんし、個人的にずいぶん勉強させて頂きました。ルカルカがなければミルクセーキのプロジェクトに加わることも、ひょっとしたらなかったかもしれません。改めて「本当にありがとうございました」と今ここで伝えたいと思います。

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2015年11月28日

第4回アイドル楽曲大賞 2015!投票コメント完全版

今年もこの季節がやって来ましたのよ。
第4回アイドル楽曲大賞2015」投票コメントの完全版。


メジャーアイドル楽曲部門 / 不参加(島崎遥香ソロ希望←去年と同じw)


★インディーズ/地方アイドル楽曲部門

♪1位 曲名/歌手 : 手をつなごう/MilkShake
ポイント : 3
選考理由 : コンポーザーです。
3ndシングル。僕はこっちがメインのつもりだった。運営&作詞 SHIZUKA さんから「長崎から平和の歌を」と言われた時、「ああやっぱり長崎といえば、そういうことを歌うことになるよな…」と思いました。そういう意味では、僕の中では「3枚目にして遂に」満を持したなという、身が引き締まる感じがありました。
実は既に僕自身の「長崎平和ソング」が2012年にリリースされていまして、それが「愛と平和の街」です(詳細こちらクリック)。もう1曲作るのだから、今度はそれと対になるような曲を、と思いました。あちらは少しダークに作ったので、こちらは親しみやすく。人にはよく「あっちは悪魔の自分で、こっちは天使の自分なんだ」と説明しています。
いろいろ考えていくうち、この曲はシャッフルでなくてはいけない、と思い、ふと「長崎でのライブがデビューだった」というシュガーベイブの曲のことを思い出したのです。偶然シュガーベイブはデビュー40周年ということで世間的にも盛り上がっていました。また、そのデビューライブが行われた「長崎公会堂」についても、今年で取り壊されるということで長崎では話題になっていたのですね。そんな様々なことが僕の中でリンクしていき「長崎の今」を代表するような作品にしたいという思いで、曲を形作っていきました。
最後、盛り上がったところで、エンディングが呆気無くスルッと終わってしまいますが、これは、この問題をリスナーの皆様で引き継いで欲しい、という理由からです。大団円だと、ただの感動巨編で終わってしまうので、わざと物足りないエンディングにしたということですね。そうして、この曲を聴いたそれぞれの人達に、思いを未来へ繋いでいって欲しい、という希望が込められているのです。


♪2位 曲名/歌手 : Say it!/MilkShake
ポイント : 3
選考理由 : コンポーザーです。
作詞&Pシズカさんより大雑把なイメージを頂き、それを膨らませて仕上げた。製作途中で「ファンク」ぽくなってきたので、長崎在住スーパーBassistグッドマンさんに全面参加頂き、間奏ではソロをやって頂きました。ギターも、お馴染み UMADA 先生ですが、こういうのはバンド時代によく遊びでやっていたので、きたきた~という感じで嬉しかったです。そういうわけで結果的に当シングルは、両面とも図らずも達郎オマージュとなってしまったという、なかなか興味深いリリースになりました。
僕にとっては、この曲はサビのメロディに尽きると思ってます。当初はもっと起伏がないメロディでしたが「いや、メンバーは歌えるはずだ!」と考えなおして、思いっきりファルセットに飛ばしたのです。結果的にすごくエモーショナルになり素晴らしいサビになったので「大事なことだから 2回言う」ということでラストにリピートしました。
この曲の特徴としてはAメロが初回しか出てこないとか、割とあっさり短くできてるんですよね。その「短い」というところが、聴き終わっても、またもう一回!聴きたくなる、ということに繋がっている気がします。


♪3位 曲名/歌手 : 春のコート/Melody Maker Laboratory
ポイント : 3
選考理由 : コンポーザーです。作詞作曲共にやっています。アレンジは村カワさんで、僕の潜在意識の中のティンパンアレイ・コンプレックスを見事に活かして頂きました。
この曲は、当初は別な子が歌う予定でした。結局そのコラボは没になってしまったのですが、その当初歌う予定だった歌手の方と「どんな曲がいいですか」「カラオケではどんなのを歌いますか?」などとミーティングして、このような作風になったのですね。そういう意味では、ボツにはなったものの、一番最初に予定されてた歌手の子の意向や好みが反映されているので、その子も「気持ちだけ参加してる」と言ってもいいかもしれません。
歌詞の内容についても軽く説明してみます。これは大切な人との別れを「包み込んでくれてたコート」に準えて語った作品です。実はこの曲を書いた当時、出会った女子がいて(歌う予定だった歌手の子ではなく)、しかし出会ったばかりなのに、この人とは将来的には離れることになるだろうなという予感がしたのですね。それで、この人と離れる時の気持ちや情景を想像して、先に曲を作ってしまおうと思ったのです。そうすれば、その人との縁が切れても曲という思い出が残ります。早いうちに作ってしまいたかったのですね。生前にお墓を作るようなものでしょうか。そういう先読みの曲だからこそ、強く胸に沁みるのだと思います。僕の作品の中でも最大の名曲の一つかと思います。


残りの投票。
「こけぴよ」さんにポイントを入れました。夏のイベントで対バンでした。本当でしたら「カラフルDOTモーニング」を最大級で推したい気分でしたがリリースがなかったので次点で別な曲を。来年の正規リリースを強く希望します。コードとメロディの遊び感覚は自分に近いものがあると感じました。


PS
これはぜひ書いておきたいと思いましたので。
先のコメントにある通り、僕の中では「手をつなごう」のほうがメインのつもりだったのです。しかし図らずも「Say it!」のほうが受けてメインになってしまい、手をつなごうはカップリングになってしまいました。もちろん「Say it!」はいい曲で僕も好きなのですが、メインのつもりは全く無かったので、この顛末はとてもびっくりしましたね。その意外性はおもしろいとも思うのですが、プロの作家として、そういった予想外の展開になったということは、あまり褒められたものではないと思うのです。また、カップリングということで、雑誌等の媒体で言及される機会も少なく、「平和の曲」としては、そんな反応でよかったのだろうか…と今も思っています(長崎市長に贈呈はされた)。
「手をつなごう」がメインになれなかったのは、ひとえに僕自身の力不足だった、そう今も思っています。この悔しさを糧にまた精進してまいります。皆様、にょろしくお願いします。

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2014年12月30日

第3回アイドル楽曲大賞(2014)投票コメント完全版

今年もこの季節がやってきたのよ。
第3回アイドル楽曲大賞2014」というものに投票してみました。
また昨年と同じく、投票時に書けなかったことも加えて完全版ということにしてみました。


メジャーアイドル楽曲部門 / 不参加(島崎遥香ソロ希望w)


★インディーズ/地方アイドル楽曲部門

♪1位 曲名/歌手 : What A FantaG☆ / MilkShake
ポイント : 3
選考理由 : コンポーザーです(笑)。
2ndシングルで、制作順としては4曲目になります。
誰でもそうだと思いますが、僕の曲には、シンガーソングライターとしての自分の作風や、友人に言われる「まさにこれはからかわさんだねー」みたいな、よく知られたカラーみたいなものがあります。
今までのミルクセーキ曲には、敢えてそれを反映させず、作家に徹してみようと思っていました。ですが、この曲でそれを撤廃し、逆に、敢えて「一聴して判る自分カラー」を投入して創ってみたのです。ブレイクやキメの部分などは、僕のファンや知り合いが聴けば「キター!」と爆笑モノでしょう。それをわざと狙ってみた、ということなのですね。
ギターはデビュー曲「ミルクセーキ大作戦」と同じく、トリハチ先生。好きに弾いてほしいとは言ったのですが「イメージはヴァン・ヘイレンのパナマである」とも伝えました。そういう風味に仕上がっているだけでなく、トリハチ先生、個人的趣味により、自然にブライアン・メイ風になってるところが面白いです。こういうのは共同作業の妙ですね。
全体的な曲調に関しては、運営PのSIZUKAさんから大雑把な希望がありましたので、それに沿ったものです。それを受けて、上記のように僕が広げたということですね。彼女からの歌詞も、無理クリ詰め込んだ部分などに、特徴が現れてると思います。自分では決してこのようにはしないと思うので、これもコラボの妙、ということになると思います。
そういった諸々含めまして、サウンドメイキングやアレンジに関して今回は、「僕の作りたいサウンド」に拘ってみたのです。結果、そのように仕上がり、僕としてはすごく満足してます。これで十分満足したので、次回作からは、世界観をまた広げて行きたいと思ってます。


♪2位 曲名/歌手 : 日曜日は大キライ! / MilkShake
ポイント : 3
選考理由 : コンポーザーです。
これは、昔、僕自身が歌ったオリジナル曲です。書いた当初から、この曲は女子向きの曲だ、といろんな音楽関係者に言われ続けてたのですが、その割には、なかなか女子によるカバーが実現しませんでした。ですので、遂に!ミルクセーキで実現したことについては、本当に感無量です。苦節15年、構想15年、みたいな感じです。
作詞作曲を僕がやり、しかも僕自身のバージョンが既に存在してますから、せっかくミルクセーキがカバーするのに、また僕がそれをやったのではツマラナイ、と思いました。ですのでこの曲のアレンジは、友人のヒロヒロユキ氏にお願いしました。元のイメージをスッカリ変えてほしいと。その要望通り素晴らしく出来上がり、大満足でした。任せて正解だったと思います。

これは是非ココで書いておきたいのですが、歌詞の「土曜日も日曜日も」という部分。実は、この歌詞を書いたその時は、なんと!土曜日は学校が休みではなかったのです!
この曲を書いてた当時、たまたまTVを見ていた時に「今後法律が変わり、学校はツキイチから隔週土日休み、それを経てから、やがて完全土日休みに移行する」というニュースを観たのです。その時僕は、割とすぐにそういう制度になるんだ、と勝手に思って歌詞を書いたのですが、実はそうではなく、何年もかけてそういう制度にしていく、ということだったらしく!なので、曲をリリースしても、ちっとも「完全週休2日」になりませんで、個人的に「あらら」などと思っていました。
そして完全に学校週5日制になったのが 2002年4月からなのですが。その後、調べてみますと、なななんと!その年に小学校に入学する世代が、ミルクセーキ初代メンバー最年少チームのケイなどの世代だったのです!その事実を知った時、この曲はまさに!ミルクセーキが歌うためにあった曲だ!と思いました。
まるでタイムマシンで未来に来たような歌詞を書いたことが、こういうカタチで結実するとは思ってもみませんでしたね。運命とは不思議なものです。


注!旧メンバーバージョン。


ほかの投票。
♪5位 曲名/歌手 : 80デニールの恋 / 寺嶋由芙
ポイント : 1
選考理由 : この曲の作者で、自身が歌っても居る「ゆり花」さんのファンでした。よい楽曲だし、寺嶋さんもよいのですが、作者本人のバージョンが印象的なので、今一歩、そこには及んでない気がしたのです。なので、ちょっと辛口の点数になった。でも、じゅうぶん素晴らしいです。


以上。今年はこんな感じかなあ。(あっさりw)


PS
日曜日は大キライ!についてですが、歌詞の内容は「実話」です。この時の僕の彼女さん、付き合って1ヶ月で、釧路から東京に転校してしまいました!そんな顛末を歌った、この曲の続編が「放課後が待ちどおしい」という曲です(コチラで聴けます!)。なんとなく、叶った恋より、叶わなかった恋の方に想いが残るのは、僕みたいな「思春期男子」には、ある意味「正しい」のかもしれません。

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2013年12月 1日

第2回アイドル楽曲大賞(2013)投票コメント完全版w

初めて「第2回アイドル楽曲大賞2013」というものに投票してみました。

投票の際にコメントを書けるので、各曲についてコメントを書いて投稿したのですが、主催者メンバーに「それを読めるブログエントリも書いてほしい」と言われたので、それでは、ということでコチラでも公開することにしました。で、せっかくなので、投票時に書けなかったことも加えて(200字制限があったので)完全版ということにしてみました。なお、投票内容は、読めば分りますが、全部ほぼ手前味噌なもので内輪への投票です。すいません。


メジャーアイドル楽曲部門 / 不参加


★インディーズ/地方アイドル楽曲部門

♪1位 曲名/歌手 : ミルクセーキ大作戦 / MilkShake
ポイント : 2
選考理由 : コンポーザーです(笑)。
オーディション審査をしたとき、参加メンバーの音感のよさに刺激を受け、せっかく書くのならば、是非ともそれを最大限活かすメロディラインにしたいと思い創りました。メンバー全員の力量を平均的に捉えて、中くらいの難易度の曲を書くことも考えたのだけど、やっぱりそれではおもしろくない、デビュー曲であり最初の1曲なのだから、メンバーが持ってる最大スペックを引き出さなければ意味がない、と思ったんですね。最初から全力で行くしかない、と。なので、あえて、現時点で実力が一番のメンバーに合わせて作ることにしたのです。他のメンバーはそれに着いていくことで上達し、それがひいてはグループ全体のスペックアップにもなるだろう、と。人生たった一度の初体験だもの。全力で行くしかない、全力で、ということです。
ということなので、一聴して親しみやすくは出来てますが、細かく聴くと、部分的な転調や借用和音など、単一スケールでは歌えないようにメロディを作ってあります。作りながら「これは歌えるか?これはどうだ?こんなのもいけるだろ」と、メンバーのことを常に思いながら、会話するように作業していました。曲が出来上がって、初めてみんなで合わせたのを聴いた時、各メンバーの歌は、だいたい僕の想像通りでしたので、「おー思ったとおりだった!」と達成感がありましたね。これなら、今後の第2作以降も、躊躇なく高スペックぶっ込めるなと思いました。
歌詞は運営のシズカさんです。僕の場合、ほとんどが曲先で、歌詞が最初にあって曲をつけたことはほとんどありませんでした。なので、シズカさんから「歌詞が出来たから」と送られてきたときは、「やべ、先に書かれてしまった!」と正直焦りました。また彼女は、作詞がほぼ初体験ということで、JPOPの形式に乗っ取って書かれてはいませんでしたし、まるで「日記のような」超長文(笑)でした。なのでどうしようかと最初考えたのですが、それが逆に新鮮でしたし、ここで「出来ません」と返すと「負け」な気がしまして、ここは「わかりました」と、そのまま請けることが試練である、と考えることにし、頂いたまま書き始めました。結果的に、構成をいくつか変更したほかは、ほぼ頂いたまま曲をつけたはずです。なかなか貴重な経験でした。

聴くと分るように、その歌詞には長崎弁が一部盛り込まれています。自分自身の長崎での活動やプロデュースの際にも常々思っていたことですが、地方アーティストだから、長崎だから、と言って、わざとらしくあざとく「地域性」をことさら強調することは、自分の中では「僕がすることではない」と考えていました。ですが、ここでの長崎弁は、そういうあざとさがなく、むしろスムーズでしたので、これなら楽しんで書ける、と思ったのを覚えています。この辺は、ミルクセーキだけでなく、ご当地アイドル、地方アーティスト、というものの今後のあり方、というものを考える際の、何かのヒントになってくれればいいな、と個人的には思っています。名物や名産を歌うだけで地域の歌になる、というような安易なものではない、ということです。

曲のタイトルですが、最初は全然別なタイトルになっていました。ちょっと違う気がする、とメンバー含めみんなで再考し、僕は「ミルクセーキの○○大作戦!」みたいのがいいんじゃないの?と提案したところ、その中間がなくなって、いつのまにかシンプルに「ミルクセーキ大作戦」になっていました。これはすごいよかったと思います。

アレンジについてですが、よく「モータウン系」と言われるのですけど、確かにそうですが、個人的にはそれをもっとパンクっぽく、イギーポップやジュディマリみたいにハードにしたかったのです。ロックバンドがモータウンをやってみた、というような、JAM(YUKIではなくポールウェラーのほうの)のようなざっくりしたものにしたかったのです。その意図が伝わったら嬉しいです。個人的にはBassとDrumsにいちばん力を入れました。リズムセクションだけ聴いてもカッコいいのではと思います。ギターはバンド時代からの盟友トリハチさんです。さすがに付き合いが長いだけあって、こっちが想像してたとおりのギターアレンジになり、特に各所のオブリガード的なフレーズは、かなり曲全体のコード感やイメージを左右する重要な要素となっていると思います。

ということで、この曲については、メンバーの想定した力量と、形式には囚われない歌詞があったからこそ、こうした完成形になったのだと思っているので、そういう意味でこの作品は、グループと作詞者と僕の3者による、純粋なコラボ作品だと思ってますし、その出会いがなければ生まれていないことは確かだと思います。共同作業の素晴らしさを経験しましたね。ホントにありがとうございました。


♪2位 曲名/歌手 : Just 2 of us / MilkShake
ポイント : 2
選考理由 : コンポーザーです。
これも大作戦とまったく同じ理由、趣旨で創りました。ここで意識したのは、所謂アイドル楽曲、ということではなく、普通にJPOPとして成り立っているもの、ということでした。僕自身は若くありませんけど、21世紀になって、若手JPOPの歌手やアーティストを大量に聴くようにしていまして、それがこの曲を書く際に反映され、役立ったと思います。また今現在の僕個人の作風にも、コチラのほうが近いと思いますし、自分でも歌いたいほど好きな曲です。
曲が出来て、最初の歌とコードとループだけの段階では、正直どうなるのか、これでいいんだろうか、と思っていました。ところがその後、半日かけてアレンジを付けていき、プレイバックした時、自分の曲なのに「これって、こんな曲だったのか…」とすごい感慨があったのです。不思議でした。頭の中ではそのアレンジがあったはずなのに、実際に音にしてみると、今までにないような感動を覚えたのですよ。その仮アレンジを作詞の運営さんに送ったところ、やはり同じようなことを言っていました。全然別世界に行ってしまうような、自分の手元を離れて普遍性が加味されたような気がしたのですね。これは不思議でした。忘れられない経験です。
その後、アレンジでシンベが核になると気付き、シンベ名手の友人に参加を依頼しましたところ、曲が気に入ったのでアレンジとミックスにも参加したい、と言われ、最終的にはその彼との共同作業になりました。自分が至らない部分に音が足されたりして感心しましたね。いい経験をさせてもらいました。


♪3位 曲名/歌手 : 逢いにきんしゃい / Rev.from DVL
ポイント : 2
選考理由 : このグループのコンポーザーさんは九州在住時に知り合ったRizさんというユニットです。Rizのライブは何度も拝見しましたが、Zunさん楽曲の、マニアックなコードや細かいフレージングには本当に感心していました。またRieさんのヴォーカルの色彩感も素晴らしいものでした。Rev.from DVL の楽曲はどれも、それらの特徴が活かされているだけでなく、アイドル楽曲ということで、メロディの親しみやすさも加わり、もちろん歌唱指導もあいまって、最強の仕事になってると思います。同業者として最大限リスペクトしますし、純粋に素晴らしい楽曲として、心から推します。


♪4位 曲名/歌手 : ママのニューバッグ / きゃら♡ふる
ポイント : 2
選考理由 : Rev.from DVLと同じ理由です。Rizさんの楽曲スタイルが、アイドル提供となることで、昇華して素晴らしく完成してると思います。


♪5位 曲名/歌手 : ハロー♡HATSUKOI(コニー ver.) / モコモコ
ポイント : 2
選考理由 : マスタリングで参加しました。
企画段階からずっと過程を追っていましたので、デモから完成に至るまでの途中段階を知ってる身としては、あそこからココまでのものに出来上がった、というのは感慨があります。パロディものということで、元ネタを知っている身としては、ああなるだろう、こうなるだろう、という想像はあったのですが、アレンジの二方とも僕より若い世代、ということで、元ネタの解釈のしかたに新しさがあり、元を「リアルで」知ってる僕なんかより、ずっといいアレンジ&ミックスになったと思います。マスタリングの際には、当然「無加工な」2ミックスを聴くわけですから、そういう素のミックスを聴くことができたのも(役得だけど)すごくよかったことです。

ということで、個人的な気持ちとしては、とかく作曲家やPは室内的作業でヒキコモリなので、他の方々の仕事振りを知る機会もそうそうないのですが、これの参加経験で、ああみんな自分と一緒なんだなあw と知ることが出来たのはとてもよかったと思います。孤独ではないぞ、という気持ちですね。よいものを見させていただきました。


アルバム部門 / 不参加
推し箱部門 / 不参加

第2回アイドル楽曲大賞2013ホーム

Milkshake
(写真クリックで試聴!)


いかがでしたでしょうか。自分の曲についてはなかなか語る機会もないので、せっかくなのでいろいろ書きました。まだまだ書くことはあるけど、とりあえず、こんな感じにしときますw 何か質問は、いつでも受け付けますし、その都度答えて、ここに書き加えていくのも楽しそうです。どんどんカモーン。

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2007年10月23日

iTunesでアルバム・リリース!

Babybabyminijacke

ニュー・リリースのお知らせです。

アルバム「BABY BABY featuring GIRLS!」が
10月4日、iTMSよりリリースされました。

(ご購入は こちら をクリック♪)。

女性ヴォーカルの方とコラボした曲を集めたコンピレーションです。
収録曲は10曲(9トラック)。
偶然ですが、ほぼ製作順に並んでいます。

曲の解説を書いておきます。

*自由になるわ feat. yuuka
ユウカさんのVocalを録ったのは、なんと1993年です!当時は全然別なアレンジのオケに乗っていました。その時は自分の未熟さで完成できず(ユウカさんすいません)、自分の曲「真冬のエスキモー」として転用しました。でもやっぱり、やり残した仕事は悔いがずっと残るのですよ…。
どうしても完成させたかったので、Mac導入を機会にリメイクを決定。ヴォーカルはデジタル 8ch マルチ・レコーダで録ってあったので、デジタルのままMacに移動し、別なアレンジのオケを創り直して乗せました。機材試験の意味もあったので、HDDレコーディングの利点を駆使しまくりました(そういえば初回レコーディングも 8chレコーダと音源の試験かねてた気がする…)。僕も少しハモってましたが邪魔なので、ほとんど消した。アコギとグロッケンは友人W氏のロジックで重ねた。つまり、このアコギは打ち込みです。

長崎でFMの番組制作担当になった際、これのインストをテーマ曲にしました。ユウカさんのリードヴォーカルを抜いて、そのかわりピロリーナさんのスキャットを入れました。反応が良くて嬉しかったです。


*holiday feat. takumi(作詞も)
*ふたり feat. takumi(作詞も)
たくみちゃんです。これこそ女心!みたいな乙女な歌詞を付けてくれて、ほんとに素敵になりました。特に「ふたり」のほうは切々と訴える感じがキュンと来ます。ぜひ聴いてください。


*等身大メモリーズ feat. リンリンコリンズ
難しい曲ですが、独特のウィスパーヴォイスで世界観を創っていただきました。レコーディングで初めて聴いた時、凄く新鮮でした。同じ曲がこんな風に印象が変わるのだ、と。
僕のオリジナルとはメロディを1箇所変えてあります。サビに行く直前のドミナント部分、つながりやすいように2音だけ変更したのです。良くなったと思いますよ。(リンリン"SOPHIE"さん


*ドライブ feat. naho onda
タレントの恩田菜穂さんです。これも僕のオリジナルとは全然印象違います。女の人が歌うとこうなるのねえ、と…。菜穂さんは裏声の取り方が綺麗で、自分とどこか似ている部分がありました。
コーラスアレンジはビーチボーイズ風で。ギターソロは僕が弾いてます。2テイク弾いて良い方を使えばいいと思ったんだけど、2個とも使っちゃえってことになって2つのソロが同時に鳴ってます。


*くじら日和 feat. Pirolina (作詞 Pirorina)
ピロリーナさんが店長をされている鯨肉のネットショップ「くじら日和」のコピー文を、そのまま曲にしたものです。CMジングルみたいで良いです。


*BABY BABY feat. Pirolina (作詞 piro / kara)
アイドル用の仮歌として録り始めたんですけど、せっかくならこのままリリースしちゃおう、ってんで公開になりました。これの歌はものすっごく難しいです。ジェットコースターメロディです。アイドルにこういう超絶技巧な曲を歌わせる、っていうのはよくあるんですけど、これは本当に大変だったと思う。最後までちゃんと歌ってくれたピロリーナさんには、心からお礼を言いたいです。


*ひろ 3/4 feat. Pirolina (作詞 Pirolina)
派遣会社インテリジェンスのCMタイアップとなった曲です。TVで流れています(東北地区)。これはピロリーナさんとの初コラボ曲です。なので感慨もひとしおですね。創り始めた当時は、まだ僕は東京に居たので、長崎在住のピロリーナさんとのやり取りはメールや電話でした。歌詞と歌のイメージを伝えてもらって曲を付け、それを電話口で弾き語りしてOKもらったり、というように作業を進めました。アーティストの全ての萌芽は処女作にある、と言いますが、これもまさにそうだと思います。ピロリーナさんの歌詞と歌がなければ、こうなっていないのです。素晴らしいです。(シングルカットもあり)


*春のコート feat. SWAN
長崎と繋がりが出来て、他の方にも曲を書くことになりました。実はこの曲は歌う候補が3名居たんです。結果的にSWANさんになりましたが、ほかのバージョンもやってみたいですね。
SWANさんの歌い方は「遅れるほどではない絶妙なタメ」というものがあって、「え?テンポ変わったっけ?」と思ったほど、デモと表情が変わりました。癒しのシンガーと言われる理由が判ります。僕は、崩して歌うフェイク唱法が嫌いなのですが、こういうのなら逆にオススメしたいくらいです。
これの歌詞は「好きな人、というのは自分の心の傷でもあるんだ」という観点で書いた。好きな人と出会う、ということは自分の心の傷にまたひとつ気付く、ってことでもある、と。


*Flyaway with ピロリーナ
この期に及んで、僕の歌など要らないですか?でも、自分の歌がないってちょっと淋しかったので(笑)。これの解説はここに詳しく書いてますので、お時間ある方はぜひどうぞ。


以上です。


なお、現在のところiTunesオンリーの発売となっております。


そういったことも含めて、ぜひぜひみなさん、
どうかどうか買って聴いてみてください!

バラで買えますからね!150円!
ストリートミュージシャンじゃないですけど、カンパのつもりで!笑

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(試聴できます!→BABY BABY sampler♪

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2007年3月 2日

To ME

詳細と購入のページへ
http://itunes.apple.com/jp/album/to-me/id263632151
発売日:03.06.21  価格:¥600(税込み)

さてTo MEですが。
感想も詳細も今まで散々語って来たので語ることないです。

アルバム復活に至るまでの詳細解説。
http://homepage.mac.com/marco_/remaster2003.htm

その感想。
http://karakawa.cocolog-nifty.com/egm/2005/06/to_you__to_me__271a.html

しかし付け加えるならば。


★Ever Green MAN
いまだに人気者。もう判ったよ。認めます。はい。
良い曲ですので永遠にやり続けますから許してね笑。

★等身大 Memories
「等身大メモリー」としてりんりんさんのカバーバージョンがあります。今ストリーミングで流しています。近日他所でも公開するかもしれません。


★冷たい夏
★Drive To 1996
このふたつはビーチボーイズに対するオマージュ。元ネタはCool Cool Water と Drive In です。後者エンディングは思いっきり大瀧大先生です。その後者は「ドライブ」として恩田菜穂さんのカバーバージョンがあります。これもストリーミングで放流中。


★少年の10月
これも良い曲です。はい認めます。永遠にやり続けます。



僕の中では「祭りのあと」な雰囲気とシャッフルが多いことから、ビーチボーイズの「ワイルドハニー」みたいな位置づけですねん。つまり今だから良いと思うけど当時は半分どうでもよかった。
このアルバムは家に眠ってたデモを掘り起こしてリリースしたんですよ。だからホンのご挨拶つもりだったのです。ワイルドハニーだし。
それが評判が良いので本人もびっくりしまして、結果的にライブ活動再開に繋がるわけですよね。そして今がある。すごいことだよな。

異次元からやって来たあなたとあなたとあなたと、そしてあなた!(本人なら自分のことだと判るはず)。感謝しまくり。

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2007年3月 1日

to You

詳細と購入のページへ
http://itunes.apple.com/jp/album/to-you-1/id263633714
発売日:96.07.20  価格:¥500(税込み)

ということで次です。

前作「ひつじ Songs(このタイトルはもちろんペットサウンズを意識したのだ)」の予想以上の出来に自分でショックを受けて、特に最後の2曲、「君好き」と「夏休み」の世界から逃れられなくなってしまった。それでも曲は創り続けなくてはならなくて。しょうがないのでその2曲の世界をそのまま継承してアルバム全曲創りました。それが当時の僕にとってはあまりに重く、ということで「to YOU〜!」と聞き手に丸投げしてしまった。その反省があったから次作は「to me」 なんだよな。


★夢見る Blue Moon
極めて判りやすく影響元を提示した曲。出だしのもろビーチボーイズからサビから。展開部のナイアガラも。判りやすく創るとスタッフ受けがいいんだって知った。喜ぶのはお客さんではないんです。スタッフなんです。でもそのスタッフさんが居なければ売り出すことは出来ない。心を掴むなら身内から、です。
ということでめでたく米倉千尋さんのシングルになりました。

前から言ってるのですが、イントロのコーラスがエンディングにない理由。それはマルチレコーダDA88の不具合です。エンディングのコーラス録音途中に止まってしまった。しょうがないのでそこまでのミックスで公開したのです。エンディングで聴こえるウ〜という唄は仮歌なんです。


★The Positive Song
ここで初めて僕は完全無欠のバラードが創れたという気がしました。これの完成は以後の大きな自信になりました。
ピアノはデジピとエレピとプロフィット600をMIDIで繋いで3個同時発信させて録った。打ち込みではないです。一発鳥です。クォンタイズなし。すごい。


★Fly Away
Emuのヴィンテージキーズを買ったらメロトロンのフルートが入ってて、気持ちいいんでづっと鳴らしてたらこのアレンジができた。メロトロンなしでもバッキングはじゅうぶんキモチイイですが。不評な(笑)歌詞は少女マンガの世界を思い出して書いた。
コーラスはポールとリンダのように男女混合のつもりで譜面まで書いたのに実現できなかった。そのリベンジを去年やっと果たしたのです。
http://karakawa.cocolog-nifty.com/egm/2006/12/flyaway__822b.html


★P.S. 渚にて
それぞれの夏休みのあと、曲がまったく書けなくなってしまって。リハビリのために書いた曲ですね。この曲だけでなく、アルバム全体にいえるのだけど、言いたいことを躊躇せず言い切るようになった。だからこそあとから聴くと、こっ恥ずかしいことこの上ないけど、だからこそ唯一無二の世界を構築しているのだと思う。若さとは何にも躊躇しないこと。そんな感じですね。


★悲しみの Monica
これも元のテイクはカッコよかったのにDA88の不具合で、初期バッキングトラックは破損してしまった。もーー!リメイクしたけど二度と同じには弾けなかった。Bassとか。
まあでもじゅうぶんカッコいいです。歌詞は女の人が男に向かって言った言葉。当時よく恋愛相談を受けてて、その女性が言いたい気持ちを代弁してあげたのです。
モニカっていうのはアントニオーニの映画によく出てくるモニカ・ヴィッティのこと。つまりこの曲のテーマは愛の不毛。
ギターソロはフランジャー。Emuのモデュレーションシンセが効果的。好きな曲です。


★日曜日は大キライ!
これはカーディガンズやね。Wonder氏のテレキャス久々登場。ウィリッツァーも活躍。ストレートな曲でこれも人気あったなー。歌えないけど。歌詞は高校時代の思い出、アンド、女の子好きな男子なら誰でもあるある!と思うような経験を歌った唄です。


★Blue Planet In My Heart
みんなに言ってるんだけど、これが出来た当時、僕はこの曲は遺作にするから、とまわりに言ってた。本当に満足した。

実はマルコポールのジャケットはこの曲のイメージで撮ったんだ。つまりこの曲は当初マルコポールに入れるつもりだったって事。そう言われてみればあの写真ってこのイメージじゃないですか?

最近気付いたのだけどこの曲のAメロのコードって、ポルナレフのマリルーを意識したんだと思う。良く聴くと判ります。気付きにくいですけど。名曲。


ボーナストラック
★それぞれの夏休み 〜 海 Version(BFM提供曲)

これはDL販売のみのボーナスです。
徳島のBFMというFMラジオ局があって、昨年そこの釣りの番組のテーマ曲となりました。本来どこにも収録されてなかったんだけど、せっかくなのでこのアルバムのDLオンリーのボーナスにしました。
これをその番組のテーマ曲にしてくれたBFM山口さん。彼の熱意がそれを実現させたのですよ。すごいと思った。創り手として本望。感謝の言葉がないくらい。


ということで、同じ気持ちのまま短く走り抜けたアルバム。海岸沿いにある短いトンネルのようなアルバムですね。今回ボーナスを加えてみると、頭と最後がはからずも同じタイプの曲になって、ほんとに通り抜ける前と後みたいな感じがする。どっちも海なんだけどね。そこに居る自分の気持ちが変わったって感じ。館山とか七里ガ浜を思い出します。そして軍団のビーチ部もね。良い夏でした。ありがとう。っていうアルバム。

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2007年2月28日

ひつじ Songs!

詳細と購入のページへ
http://itunes.apple.com/jp/album/id263636741
発売日:96.02.23  価格:¥700(税込み)

ということで解説でもしてみようと思い立ったわけです。

★僕は僕らしく
海賊盤でポールの「Come And Get It」のデモを聴きました。それをハローグッドバイのエンディングみたいに派手にして、スペクターサウンドにしたらどうなるだろう、と思って創ったのがこれです。Drumは打ち込みだけど、オカズのタムは指でパッドをたたいてる。なのでこんな風にバタバタなんですね。ついでにマーチングスネアも叩いてます。4回重ねてる。
この時のレコーディングに使ったレコーダーは8トラック(DA88)。楽器数は30個くらい!ピンポンしまくり千代子ですよ。
これの歌詞も「へい獣」系。同じのの繰り返しですね。全楽器演奏は私。

★Season Of Glass
これはジョンレノンと山川恵津子さんの作風を合体した作品。個人的に大好きな曲。メロディだけならメジャーなのにコードが全部マイナーというトリックの曲。あと、イメージとしてはポリスのシンクロIIを意識した。間奏のギターはレノン風バリバリの私。エンディングのニキニキ風ソロはoRa氏。


★普通の愛について
最近こういう曲創らないから新鮮よね。普通に爽やかな曲だね。カーディガンズというか。ギターはh-wonder氏に借りたフェンダーテレきゃス。綺麗。コーラスが入ってるのでアカペラミックスも創ってあります。


★お約束の結末
このバッキングトラックはビーチボーイズのサーフズアップを意識したんだと思う。ヘビーにしたかったんだ。言いたいことを全部ぶつけた。自分が言われてるみたいで辛くなった、とある人に言われた。
最後の炸裂ギターはoRa氏やね。かっこええ。
このアルバムで一番最初に録った曲。


★少年のつぶやき
最後にアルバムとして曲を順に並べた時、「お約束の結末」があまりにもへヴィー過ぎて救われない感じがした。なのでそれを中和する曲を入れなければ、と思った。それで創った。どっちも言いたいことなんだけど、こっちはやり終わって憑き物が取れたって感じがするよね。良い対比になったと思います。
こういう系列の曲は時々作ります。「永遠のプラトニック」とか「となり」とか同系列。


★君が壊れて行くようだ
Bassのリフから発展させた曲。楽器全部やってる。打ち込みのドラムパターンがカッコいいです。山本直純氏の「新オバケのQ太郎」のテーマを参考に打ち込みました。本当です。
これの歌詞もすごいよね。理想郷なんかない。ってな。当時は相当怒ってたらしいよ。自分。


★君は君らしく
米倉千尋さんの「ストロベリーフィールズ」の元曲。プロデューサーの佐藤さんは、この曲のサビとそれ以外の部分のコード感が違う、ということにちゃんと気付いてて(僕もそれを意識して創ったから)、その発言を聴いた時「へ〜」と感心しましたね。さすがプロのディレクターです。

タイトルはポルナレフの曲から。アレンジは今聴くとジョージハリスンだねえ。スペクターサウンドの。
歌詞はちょっと女々しいというか幼いです。そこが青くていいですが。
これの最後のギターソロもoRa氏。曲の出だしがブリティッシュなのに、このソロで最後はカリフォルニアへ飛ぶ。


★おまえたちにはわかるまい
これはジョンレノン。重い内容を重い感じでやったけど実際のコードはメジャーセブンだという、これもなかなかトリックな曲。好きです。


★「君が好きだよ」 Song
僕の「Silly Love Song」ですね。「きみが好きだよ〜♪とかくだらない歌歌ってるんだろう?」と父に揶揄されたことに腹を立てて、じゃ、そういうタイトルで創ってやるわい!と創った曲。このサビが僕の作風の真髄。つまり同じメロディの連続→しかしコードは変わる、というスタイルです。この路線を今でも極めようと追いかけてるわけです。僕の曲のほとんどはそうできてるはず。そしてその基本はヘンリーマンシーニのムーンリヴァーなわけです。深い。
もうひとつこの曲に込めたメッセージがあります。それは僕の音楽仲間へのオマージュ。この頃もう会わなくなってた友人とかどうしてるのか不明な昔のバンド仲間とか居た訳ですよ。そんな彼らがこの曲を聴いたら「あーーからかわさん!」と一発で判るように、と思って創った。構成もせりふとかのSEも全部そう。彼らに対する「オレは元気だよー」というメッセージだったの。

そんなこの曲は、USEN440のインディーズコンテストだったかなんだかそんな番組の週間1位になりました。GJ!


★それぞれの夏休み
名残惜しかったけど、「君好きソング」と「少年のつぶやき」が出来たことで、アルバムを終わらせる時が来たと思った。エンディング曲として初めから録音した曲。ストリングスアレンジはラフマニノフみたいにしたかったので録音の前にピアノコンチェルトのCD買ってきた。あの最後のメロがそうですね。あと全体のイメージはエリックカルメン。だからラフマニノフなんだよ。
これのコーラスに参加してるKAYO。一発録りだった。びっくりした。練習はしてたらしいけど、それでも一発オーケーってのがね。当時はショックでした。ホントにOKで良いの?っって言われたけどやり直す理由がない…。自分なんてまだまだ歌が下手なんだなあと落ち込んだです。
エンディングは映画の最後のエンドロールを意識した。真っ黒の画面でスタッフの名前やクレジットが流れてく。

そうそう。「毎日が夏休み」という映画を見て創った曲です。これ。いい映画だったねー。


以上です。

これが完成したのがちょうど今頃。2月。
多摩ニュータウンのパルテノン多摩のてっぺんで多摩センター駅方面を見下ろしながら全曲をプレイバック。「これでいい!」とOKを出した。ここから人生が変わったんだよなあ。忘れようにも一生忘れることの出来ない、卒業記念アルバムやね。

参考記事。
http://homepage.mac.com/marco_/sugina.htm

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2006年1月18日

ベスト盤「マルコ.ポール」インフォメーション

再入荷しましたのでお知らせです。
まだ聴いていない方は、これを機会に是非どうぞ!


収録曲です( ♪ が付いてる曲は試聴できます)。

01. 僕は僕らしく
02.「君が好きだよ」Song
03. P.S.渚にて
04. 日曜日は大キライ!
05. それぞれの夏休み

- Bonus Track
06. 少年のつぶやき
07. 夢見る Blue Moon


CD販売コーナーは こちら です。
マルコ.ポールを購入する
ショップへは上のジャケット写真をクリック!


この「マルコ.ポール」というアルバムは、
1999年のソロライブ活動に伴って製作されたベスト盤です。
2枚のオリジナルアルバムから選曲されています。

2曲がボーナストラックになっている理由ですが…

「夢見る Blue Moon」については、
米倉千尋さんが既にリリースしていたため本編に入れなかった、
「少年のつぶやき」については、
本人の希望でムリヤリ入れた(笑)から、です。

当初の予定曲数は5曲だったのですが、
ボーナスということなら良いだろう、と。そういうことでした。
いろいろ「大人の事情」があったんです。


このCDは昨年「かりんのひとりごと」でも紹介されました。
記事は → こちら

かりんさん、ありがとうございます!


マスタリングもとっても良い音に仕上がっていますので
是非この機会にCDで聴いてみてくださいね。


追記。
muzie:重岡大介のブログ さんでもご紹介いただきました。
記事は → こちら

ありがとうございます!


またリリース情報がありましたら
こちらでお知らせします。

これからも頑張ります。
みなさんよろしくです!

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