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2010年8月22日

映像版たんぶら

私は昔からTV番組を録画しまくり、好きな場面だけ編集して残しておくという癖があって、それがすごい年月分たまってて、今になってみると、日記の代わりになるし、折々の気持ちの変化を辿るのにすごい便利なタンブラみたいな存在になってる。
膨大な量あるし、しょっちゅう見返すわけじゃないけど、例えば今回みたいに何か一段落したとか、次の道を探すとか、そういうときに一気に見返すのね。

日記みたいに文章にまとめられてると確かにわかりやすいけど、逆に文字で示されるぶん、想像力わかないでしょ。映像で場面場面ピックアップされてるもの見ると、その時の自分がなに考えてたのかとか、間接的に判るって言うか。
あと、当然だけど、リアル時にその場面残した自分と、今の自分は感覚異なってる部分もあるでしょ。そうすると、感情も変わると言うかね、当時とは違うもの見えたり思いついたりするのもおもしろい。

映像残してるその基準とかって、その時々でやっている仕事とか作業とか会ってる人とか好きな相手とか、そういうので全部変わる。つまり、自分の思いの変遷を追体験しながら、でも今の自分ならこう思った、みたいな再発見もある。もう一度人生繰り返してるみたいな、トリップ感があるわけだ。

膨大な量あるから毎回毎回全部を見通すわけでもない。今回は90年代から始めた。音楽を始めてから一旦休止してまた再開して壁にぶつかって、でも立ち直って。いろんなドラマの切れ端とかアイドルタレント出てくる。風俗ファッション流行とか全部わかるし、そうそう、そういうこと考えながら自分の作品に生かしてきた、とか、そうそう、この頃はこういう子がタイプだったとか全部わかる。

そうしてもう一度、自分の中で思いでも再構築するし、再構成するし、一旦ばらして組み立てなおして、また似たようなものが出来るかもだけど、似てるようで少し違うみたいな、そういう上がる気持ちになってくる。なんか、部品として散ってた過去のイメージが、ひゅーっともう一度集合してくる、みたいな感じになるわけだね。

自分が歩いた同じ道を歩いては来てるんだけど、見返すたびに拾うものが違うみたいな。
そんな感じといえば判るかな。。

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