「名誉ある」孤立
いろいろリンクする流れがあって、番組のこともあって、僕の考えがまとまりつつある。いい傾向だと思う。
僕が感じてる違和感のひとつに、音楽は「人と」しなくちゃならない、という部分があります。
原稿書きも絵描きも一人でする作業でしょ。でも音楽は「基本は」そうじゃない。僕はそれが苦手なんですね。音楽も自分だけを反映させたものにしたいわけです。純粋主義。だから多重録音してるでしょ。でも録音はそれで出来ても流通その他になると、必ず他の人が関わってくるでしょ。そうするとどんどん「汚れて」くる。それがいい場合もあります。でもそれは、奇跡的に素晴らしい才能が集まった場合でしょ。そんなことあるんだろうか、というのが大きな疑問。そして、その才能の人と僕が、気が合うかどうか、というのもマンにひとつの確立くらいじゃない?
それは僕みたいな泡沫にとって、あまりにも無いものねだりな事です。ほとんどの場合はどんどん汚されて、純度が下がってゆく。妥協して完成度も下がってゆく。それはいいことだとは「僕は」思えない。
だから孤立しています。仲間とか「音楽ムラ」からです。でもそれはきっと「名誉ある」孤立なんです。つか、そう思うしかねえよ、と。
まあただ、そういったすべても自己責任、つまり、自分の活動その他が不甲斐ないせいで、そういう仕事しか出来ない、ということはあると思う。
結局自己を磨いて上がっていく以外の道はないように思います。
| 固定リンク
« 両想い。 | トップページ | どん底という幸福感 »
コメント