好きな人や物が多過ぎて
ネット上では言葉の絶妙な使い手さんがいろいろ居て、私など到底適わない、と日々思わされたりしています。先日ヒドい出来事があり、どうせ私は悪者ですから、と自己嫌悪に浸っていたところ、思わぬ言葉にハッとさせられました。
見ず知らずの赤の他人からは突然そこまで「好き」と言われると構えてしまう。
身に覚えのない好意は悪意同様に、困る。
今日は知人づてに赤の他人から
「君の文章がずっと記憶に残っています」というメッセージも受け取った。
そういう言葉に託された好意の距離は「ちょうどいい」なとも思った。
通りすがりの赤の他人に突然求愛されても困りますよね。突然刺されて困るのと同様に。
見ず知らずの他人からの過剰な感情は好意も悪意も等しく困る…
この、突然の愛の告白と、突然刺されるのは同じ、という感覚は、まさに今回僕が味わったものです。
好かれるのだから良いじゃないか、というのは、アーティストとして、とか、作品が対象ならいいのですが、
僕個人に対しては、確かに困ります。対象に対して猛進し一途なのは、何かを生み出す場合の原動力になり良いことだと思うけど、そのエネルギーは、自分に対して使うべきで、他人に向けるべきものではないと思います。
ましてや、会ったこともない人とか、さして親しくもない人に、気持ちだけを一方的にぶつけられてくるのは、これは、本当に刺されるのと同じだと、今回つくづく思いました。
そんな自分も、そういう面がもちろんありますよ。
自分がそうであるからこそ、お互いに気を付けたい。
そう思います。
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