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2009年8月25日

抱えきれないほどの過去

僕はたくさんの時代を過ごし、どっぷり浸り、そしてそこを捨て、または卒業し、次の世界やステージに進み、またそこにどっぷり浸り、そこを卒業し、次に進み。

という人生を繰り返しました。


その折々で、たくさんの人や、映像や音や匂いに出会い、それらはすべて、人生の栞になって、何かのきっかけで、思い出すときの目印になります。全てが僕の人生において重要で欠かせないものなんです。

でも、その世界に戻って、そこにいた人たちと、当時のように、触れあい話せるかというと、そういうことはないんです。僕は、その折りその折り、その世界に浸りすぎるので、そこを去ったときは、まったく別の人間になってしまい、なので、過去の自分は、その折々で、全然別な人間なのです。そうすると、自分の人生の過去を思い出して振り返っても、なんだか、他人の人生のような気がしてしまうのです。


ああ確かに、あのときあそこに僕は居たね、しかし、それは自分であって自分ではない。


そういう気分なのです。パラレルワールド。

僕の人生は、アルバムに似ています。音楽の。1枚1枚、まったく別なんです。その時代に交流してた人と会っても、「ああ、あのアルバムね。いいよね。」というように、他人のもののように捉えるのです。確かに、そのとき、僕は、そう考えてたね、そういったね、そう行動したね、でも、それは、あの時の僕だからで、今の僕ではないので。責任も持てないし、まあ、別な人が言ったんだと思ってください。


的なことなんです。


そういうわけで、そういった、それぞれが独立したたくさんの過去を抱えて、たとえば、ログインするときのユーザー名を変えられるように。過去のどれかの自分、もしくは現在進行の自分となって、今、目の前にいるあなたと話すのです。


みんなが知ってる僕は、多分、僕にとっては全員が別人です。

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