ドラムとグルーヴの心得
最近いろいろあって、久々にビートについて考えた。
グルーブってのは「はしょること」なんだなっていう大発見もあった。
まず僕の基本は、正しいビートありき!なんだけど、
これは「つのだ★ひろ」さんに教わった影響が大きいね。
高校の頃、彼のクリニックに行ったとき、
プロになるなら最重要優先は正しいビートです。
と再三言われた。。
手数王は、身内では拍手喝さいでしょうけど、プロにはなれません。とね。
なかなか耳の痛いクリニックだった。
その後も、僕の友人や仲間で、しっかりしたプロ志向の人は
ドラムに限らず、ギターでもベースでも、ともかく
正しいビート最優先の人ばかりだった。
そして、そういうこと注意する友人は、みんなものすごく上手かった。
正確だし熱いし、みたいなプレイをする人ばかりだった。
その頃の僕は、正しいビートをなかなか叩けなかったので
みんなに、散々注意されたり罵倒されたりしたよ。
それで頑張って何とか習得しようと、いろんなことをやった。
最終的には、キャバレーのハコバン時代に、やっと習得した。
自分の望んだテンポで望んだビートを、グルーブとして出せるようになったんだ。
その直後、バンド仲間に
「あんたは、リズム感ない人と思ってたが実は違ったんだねw」
「今まで努力してなくて、練習不足だっただけだったんだね」
と言われ、嬉しいやら赤面やら、複雑な気分だったね。
その後僕はドラムを半分引退したけど、
そこで掴んだリズム感は、Bassやギターのカッティングなどに生かした。
僕が多重録音で、本格的に宅録始めたのはそのときからだね。
当時の曲は、曲だけでなく、自分の「演奏」もかっこいいです。
バンドのドラマーってのは、アンサンブルの、文字通り「要」です。
ドラムが下手だったりセンスないバンドはダメ。
ダメなだけでなく、バンドのほかのメンバーに悪影響を与えてしまいます。
要するに、他のメンバーまで下手にしてしまうってことです。
もうひとつ重要なのは、僕はここの日記でも前に書いたけど、
エイトビートということを舐めるな!と。
こないだのラジオで言ったけど、ボンゾの2拍目スネアは神です。
エイトビートの場合、曲が始まって2拍目にスネアが入るでしょ?
あれがバシッと決まる人が(ロック的には)最高のプレイヤーです。
それがボンゾだし、ビーチボーイズのデニスだし、リンゴだしってことになると思う。
多分僕は、この世で一番エイトビートにうるさい人です。笑。
書くのめんどくさくなったので、次回に続く。笑。
土曜のラジオの動画、公開中です。
http://www.stickam.jp/video/178802609
楽しそうです。笑。