ポケモン田尻さんの思いで。
私が西新宿でビデオ屋さんをやってた話はしましたが、そこの常連さんが田尻さんでした。
当時うちのお店では映画も扱っていて、ソフト化されていない貴重な映画とかカルトもの、フランスものなど、マニアがほしがるものが多数あったのです。
最初は普通のマニアックなお客さんの一人、と言う感じだったのですが、偶然僕らがしていた「シベールの日曜日」の話題に反応し、のりや性格が似てることが判って、仲良くなりました。
「ピンクフラミンゴ」とか「不思議の国のアリス(エロ版)」とか寺山修司とか、「ふくろうの河」とかもみたかな。「アンダルシアの犬」もあった。「フリークス」も覚えてる。
ともかく営業そっちのけで、お店でたくさん一緒に観ました。
前にも何処かで書いたのですが、ぼくが映画を見始めた頃、はやっていたのがパニック映画とか恐怖映画ばっかりだったので、すっかり映画が嫌いになってしまっていて、当時10数年、映画を観てなかったんですよ。トラウマです。
それが、こんな映画もあるんだなあと、すっごく認識が変わったんですよ。映画って言うのも表現のひとつなんだな、と。
彼との会話はとても楽しかった。視点も面白かったし、なによりツボが一緒なんですよね。
お店がなくなる寸前くらいに、「会社をやるのでよろしくね」と名刺を置きに来ました。その会社が「ゲームフリーク」です。
その後しばらく会っていなかったんだけど、数年後に銀座線の電車内、赤坂見附付近で偶然あって、「あーーー!」とお互いびっくりしたんですよね。
その時も「シベール!懐かしいね」って盛り上がりました。
その後はみんなご存じの通り。
彼が生んだポケモンは今や世界中の人が知っています。
多分彼は今も変わらないんだろうな。と思います。いつか会いたいねー。
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コメント
ぜえーーったい言われると思ったからw
>知り合いに凄い人
投稿: kara_ヽ(^o^)丿 | 2008年3月12日 09:33