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2007年3月 1日

to You

詳細と購入のページへ
http://itunes.apple.com/jp/album/to-you-1/id263633714
発売日:96.07.20  価格:¥500(税込み)

ということで次です。

前作「ひつじ Songs(このタイトルはもちろんペットサウンズを意識したのだ)」の予想以上の出来に自分でショックを受けて、特に最後の2曲、「君好き」と「夏休み」の世界から逃れられなくなってしまった。それでも曲は創り続けなくてはならなくて。しょうがないのでその2曲の世界をそのまま継承してアルバム全曲創りました。それが当時の僕にとってはあまりに重く、ということで「to YOU〜!」と聞き手に丸投げしてしまった。その反省があったから次作は「to me」 なんだよな。


★夢見る Blue Moon
極めて判りやすく影響元を提示した曲。出だしのもろビーチボーイズからサビから。展開部のナイアガラも。判りやすく創るとスタッフ受けがいいんだって知った。喜ぶのはお客さんではないんです。スタッフなんです。でもそのスタッフさんが居なければ売り出すことは出来ない。心を掴むなら身内から、です。
ということでめでたく米倉千尋さんのシングルになりました。

前から言ってるのですが、イントロのコーラスがエンディングにない理由。それはマルチレコーダDA88の不具合です。エンディングのコーラス録音途中に止まってしまった。しょうがないのでそこまでのミックスで公開したのです。エンディングで聴こえるウ〜という唄は仮歌なんです。


★The Positive Song
ここで初めて僕は完全無欠のバラードが創れたという気がしました。これの完成は以後の大きな自信になりました。
ピアノはデジピとエレピとプロフィット600をMIDIで繋いで3個同時発信させて録った。打ち込みではないです。一発鳥です。クォンタイズなし。すごい。


★Fly Away
Emuのヴィンテージキーズを買ったらメロトロンのフルートが入ってて、気持ちいいんでづっと鳴らしてたらこのアレンジができた。メロトロンなしでもバッキングはじゅうぶんキモチイイですが。不評な(笑)歌詞は少女マンガの世界を思い出して書いた。
コーラスはポールとリンダのように男女混合のつもりで譜面まで書いたのに実現できなかった。そのリベンジを去年やっと果たしたのです。
http://karakawa.cocolog-nifty.com/egm/2006/12/flyaway__822b.html


★P.S. 渚にて
それぞれの夏休みのあと、曲がまったく書けなくなってしまって。リハビリのために書いた曲ですね。この曲だけでなく、アルバム全体にいえるのだけど、言いたいことを躊躇せず言い切るようになった。だからこそあとから聴くと、こっ恥ずかしいことこの上ないけど、だからこそ唯一無二の世界を構築しているのだと思う。若さとは何にも躊躇しないこと。そんな感じですね。


★悲しみの Monica
これも元のテイクはカッコよかったのにDA88の不具合で、初期バッキングトラックは破損してしまった。もーー!リメイクしたけど二度と同じには弾けなかった。Bassとか。
まあでもじゅうぶんカッコいいです。歌詞は女の人が男に向かって言った言葉。当時よく恋愛相談を受けてて、その女性が言いたい気持ちを代弁してあげたのです。
モニカっていうのはアントニオーニの映画によく出てくるモニカ・ヴィッティのこと。つまりこの曲のテーマは愛の不毛。
ギターソロはフランジャー。Emuのモデュレーションシンセが効果的。好きな曲です。


★日曜日は大キライ!
これはカーディガンズやね。Wonder氏のテレキャス久々登場。ウィリッツァーも活躍。ストレートな曲でこれも人気あったなー。歌えないけど。歌詞は高校時代の思い出、アンド、女の子好きな男子なら誰でもあるある!と思うような経験を歌った唄です。


★Blue Planet In My Heart
みんなに言ってるんだけど、これが出来た当時、僕はこの曲は遺作にするから、とまわりに言ってた。本当に満足した。

実はマルコポールのジャケットはこの曲のイメージで撮ったんだ。つまりこの曲は当初マルコポールに入れるつもりだったって事。そう言われてみればあの写真ってこのイメージじゃないですか?

最近気付いたのだけどこの曲のAメロのコードって、ポルナレフのマリルーを意識したんだと思う。良く聴くと判ります。気付きにくいですけど。名曲。


ボーナストラック
★それぞれの夏休み 〜 海 Version(BFM提供曲)

これはDL販売のみのボーナスです。
徳島のBFMというFMラジオ局があって、昨年そこの釣りの番組のテーマ曲となりました。本来どこにも収録されてなかったんだけど、せっかくなのでこのアルバムのDLオンリーのボーナスにしました。
これをその番組のテーマ曲にしてくれたBFM山口さん。彼の熱意がそれを実現させたのですよ。すごいと思った。創り手として本望。感謝の言葉がないくらい。


ということで、同じ気持ちのまま短く走り抜けたアルバム。海岸沿いにある短いトンネルのようなアルバムですね。今回ボーナスを加えてみると、頭と最後がはからずも同じタイプの曲になって、ほんとに通り抜ける前と後みたいな感じがする。どっちも海なんだけどね。そこに居る自分の気持ちが変わったって感じ。館山とか七里ガ浜を思い出します。そして軍団のビーチ部もね。良い夏でした。ありがとう。っていうアルバム。

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