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2005年11月25日

ポッドキャスト特別企画 ~ リハビリの軌跡 3

冷たい夏

特別企画第三弾。
「冷たい夏」も他でDLできるのですが
一応こちらでも上げておきます。

ポッドキャスト登録は下のバナーを iTunes にドラッグでどうぞ。


この曲に関しても こちら に詳細解説があるのですが
改めて取り上げたいと思います。

さて前回の「少年の10月」で、まず歌録れ、話はそれからだ、と書きました。

もうひとつ、僕が僕である真髄だと個人的に思っているのは
ミックスなんですね。僕が構築する独特の空間というか。
これが出来なければ、というかHDD上でも再現できなければ
ちゃんと出来たとは言えない、と思っていました。

で、上記詳細解説でも書いたとおり
うまい具合に素晴らしい素材が残っていたわけです。
これを元のミックスそっくりに再現すること。
かつて僕が構築したサウンドの色を全て再現すること。

冷たい夏ニューミックスで心がけたのはそれだけでした。

やることはリミックスだけで、新しい音は足す必要がなかった。
なので、ミックスのみに作業を集中できました。
DP3のオートフェーダーとかエフェクトのセンドリターンの流れとか。
マスターフェーダーの使い方とか。
バウンスのためにはどこまでデータを入れればいいのか、とか。
何度も細かく数値を入れ直したり。

あと、それら全てをかけたときのCPUの負担具合も。
ともかくあらゆることを試したのです。

詳細解説で書いたとおり、1番Aメロの歌がフラットしていて
聴きづらかったんだけど、これはオートチューンで修正できた。
これけっこう感動しましたね。
初めは、こういうのってインチキなんじゃないか、って少し思った。
でも、歌い直すより、やっぱり当時の歌を生かしたかった。
だからこれでいいんだ、と割り切りました。
雰囲気はそのまま残っているのだから。
結果的にとても満足しています。

これも DA88 から移動した音源なので
楽器も含めて全部手弾き録音なんですね。
なので、タイミングがずれてたりする箇所もあった。
せっかくなので、それもこまめにチェックして
不自然にならない程度に、ほとんど直しました。

この辺もこの曲で試したかったことなんです。

どれくらい手を入れるべきか、あるいは入れないべきか。
自然のまま放置しておくか、修正するか。
その辺の程度の見極め方ですね。
サジ加減と言うか、その感覚をつかむ。

「冷たい夏」は曲自体かなり入り組んだ構成なんで
そういった素材としては素晴らしいものだったと思います。

無事出来上がったときは感動したもん。これ。
また自画自賛だけど。笑

あと、ミックス出来上がって
他の曲と並べてプレイバック聴いた時に、
この曲だけ破格にダイナミックレンジが違うことに気付き
一緒に聴いてた h-wonder氏と大爆笑したのを覚えています。
ミックスの全行程でアナログ介在なしって。すげえ~と。笑
HDDレコーディング恐るべしー。と思いました。


この曲の出来が上手く行って、上機嫌になったんで
To ME のリマスターCDを作ることにしたんですね。
そういう意味では「冷たい夏」はけっこうキーになる曲だったと思います。

本当によかったです。


ということで、次はいよいよ新しい段階に進みます。
お楽しみにね!

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