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2005年6月 5日

To YOU から To ME へ

今月からストリーミングが「To ME」に替わっています。

ちょっと細かい話ですが、解説は こちらこちらにありますので
興味のある方はどうぞ。

これの前の作品が「To YOU」ですね。
タイトルどおり、すべて貴方に対して言った、
或いは贈った曲ばかりで構成されています。

誰かに向けて言った曲ばかり、ひとしきり創ったあと、
僕は、今度は自分自身に対して何か言いたくなってきたのです。
今思うと、その言っていた相手に対して、その時点で
全て言いたいことを言い尽くしてしまったのかもしれませんね。
言い尽くしたあと、今度は自分自身について言いたくなったわけです。

そういう流れというか、うねりの途上で「To ME」の曲は
仕上げられていきました。

で、上で紹介した解説ページで触れていますが、
複雑な事情が絡んできて、これが頓挫してしまうのでした。

これは僕の大先生である大瀧氏の方法論のひとつでもあるのですが
やはり作品集とかアルバムを作る場合、入りと出の部分が重要、と。
これは、僕も同じように思います。

「To ME」が頓挫してしまった、と(少なくとも僕は)感じていた。
その理由は、入りである「Ever Green MAN」は出来たけども
締めである曲が出来ないまま、作業が中断してしまったことにあると思うのです。

これが長い間ずーっと気がかりだったんですね。
だから、その後もいろんな作業や仕事をやったけども
どうしても「To ME」を自分の中で終わらせることが出来ずに、
結局、ふらふら中途半端なまま進んできてしまった。
そういうことだったんだと思います。

じつはこれ、2003年にリマスターするまで気付かなかったんですよ。

MacG4を導入してHDDレコーディングになった。
数々のデモ録りテスト走行を重ね、流れを掴んできた。
で、いよいよ本格作業に入るぞ、というときになって初めて、
未編集アルバムとしての「To ME」という素材に気付いたんですね。

そのとき初めて、行き先がないまま転がってた2作品、
「Drive to 1996」と「少年の10月」の存在意義も判ったわけです。

これに気付いたとき、頭の中に電流が走りました。
これかーっ!と思った。これが「To ME」の出口だったんだ、と。

これで完成させられる!と。


そんな流れで出来たものだったんで、自分としては
「To ME」は本当に満足なアルバムだった。
でも、それはあくまで個人としての思い入れから来る、
自分個人の感情なのであって、
他人に通じたり判ってもらえる類のものではないと思ってた。

ところが、挨拶代わりってことでサンプルCDRを配布してみたら
意外に反応が良くてとても驚いた。
これ本当に、ものすごく意外だったのですよ。
初めて「To ME」の気持ちが、外で昇華されていったんですよ。

それが 2003年の出来事だった、と。
新しい環境に入っていろんな新しい人と出逢った年。
その出会いによって「To ME」も昇華されていったんです。

To YOU な気持ちが To ME へと流れていった。
その流れは、ちょっとだけ中断したけど
またここでつながったのです。
そうして今がある。

こないだの結婚式とかも。
全部その流れの延長上に存在している。

そしてその流れからまた先に新しく流れてゆくのです。
それがこれからの僕の進んでいく道なんでしょう。

行けるところまで行ってみようと思います。
ええ。行きますとも。

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