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2004年12月30日

Rock&Roll カバー集 製作秘話

今、オンデマンドのほうのストリーミングで流してます。
前にも解説とかしたことがあるんだけど、もうずいぶん昔のことなんで、
判りやすく、もう一度書いてみようと思います。

僕の多重録音歴はとっても長くて、中学時代の
カセットデッキ2台によるダビング多重録音が最初です。
これは SGT.Pepper でビートルズとジョージマーティンがやった
リダクションミックスの一種ですね。

その後、カセットテープをマルチトラックにして使うMTR、
TEACのTASCAM-244という有名な機種が出ます。
僕も早速それを購入し、その後のデジタル8トラックDA88導入まで
およそ10年くらい使い続けました。

244を使っているうち気づいたのは、
ここで発生するヒスノイズやSN比の悪さは、ほとんどが、
244に付随しているミキサー部分が原因である、ということでした。
なので、ミキサー部分を外部の機材で代用できれば
意外に良い音になるんじゃないか、と思ったのです。

幸い、244には各トラックからのマルチアウトが付いていました。
ここから直接、外部ミキサーのインに繋ぐことができたのです。
そうして鳴らしてみると、想像通り音がまったく変わりました。

オリジナル曲の録音は、楽器数やコーラスが多く、
244基本の4トラックだけでは到底足りませんでした。
そこで僕は、前述の SGT.Pepper を参考にし、
まずカラオケを4トラックで録音したあと、PCM(DATの前身)に
一度リダクションミックスし、それをもう一度244に戻し
残った2トラックでVocalとコーラスを追加するという方法を考え付きました。
こうなると実質的に 6トラック分になりますね。
そしてほとんどのオリジナル曲をこの方法で録音していたのです。

この録音方法だと、オケ部分は必ずダビングになってしまいますね。
ヴォーカル部分よりオケ部分のほうがジェネレーションがひとつ多いわけです。

それで、いよいよデジタル8トラックのDA88導入が決まったとき
244最後の記念に、リダクションミックスなしの録音をしてみよう、と。
使うのは純粋に4トラックのみにして、244の持つ最大スペックを出そう、と。
そう思ったわけです。

題材は、かねてからやりたいと思っていたR&Rのカバー。
楽器3トラックに歌1トラック。超シンプルにこれで行こう!、と。
そう思って取り掛かりました。
カバーだけど曲はオリジナルのアレンジじゃなくて
自分が楽しめるふざけたアレンジにしよう、と。
なので全部のアレンジに元ネタがあります。
ほんとに楽しかったですね。

ほとんど一発録りなので、演奏の訓練にもなりました。
テクニック自体は稚拙ですけども、リズムとかユニゾン部分とか
バンドアンサンブル的には、ヘタクソなりに精一杯やってみました。
ここも、当時の自分自身の持っているテクニックを
可能な限り最大限引き出そうと思ったのですね。

あとは、なんといってもヴォーカルですよ。
いつも変なネタ系な曲ばかり歌っていたせいで
僕は歌をちゃんと歌えない人なんじゃないか、と思われてたのです。
そこも面目躍如で、頑張りましたね。
今聴くと、多分に無理してる部分も多いのですが
努力はわかってもらえると思います。


ということで、このカバー集は
244だけでなく、当時の僕の楽器演奏や歌の技術、音楽性、
と、全ての最良部分を記録した記念作品なんですね。
だから、すっごく今でも愛着があります。
その後、オリジナル作品製作に繋がる、
ある意味自信みたいなものになってると思うのです。

音だけ聴くと、ショボイなと思われるでしょうが
そういった当時の背景があるんだ、と思って
少しでも楽しんでいただけたら、と思います。


-追記-
DLコーナーに置いてある「ルシール動画」も
このカバー集製作の流れで実現したセッションです。
意外に受けたんですよね。創ってよかったです。

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