ハウス音楽の夕べ
ハウス「音楽」って(笑
昨日の夜、久々にライブで
ハウスDJミックスのストリーミング(ネットラジオ)を聴いた。
chihoさんという方のプレイで、隔週くらいでライブ放送されています。
なかなか夜中は起きていられないんだけど
面白いので頑張って聴かせていただいたりしてるわけです。
選曲が好きなんですね。chihoさん Good Job! って感じなんです。
興味のある方は是非。
ハウスとかリミックスなんて僕と関連があるのか?
と思う人もいるだろうけど意外に昔から好きだったりする。
僕はご存知のように昔ドラマーだったわけだが
そのドラマー時代最後に参加したバンドは
かっちり構成が決まっている楽曲ばかりで、
曲の中に遊びの要素があんまり無かった。
それで欲求不満の僕等は、いつも練習のときに
延々とフザケタセッションをして遊んでいたんだよね。
ふざけたとは言っても、僕以外はみんな上手いし
Zeppelinとかジャコパスとかをモチーフに、
なかなか高度な(笑)セッションを展開してたと思う。
それで僕はよくふざけて「ツンツンタンツカ・ツカツンタン」と
昔の教則本に載ってるようなリズムパターンをプレイしてた。
そこにBassがかぶってきてジャコパスみたいに展開するわけ。
ところがさ。
そのリズムパターンをヤオヤ(←通称。TR808というリズムマシン)に打ち込んで
それをベースにいろんな曲をカバーするのが流行り始めてさ。
初めてラジオで聴いたときには「なんじゃこらあ」って思った。
「なんで俺たちがふざけてやってるパターンが流行ってるんだよ?」
と、Bassの奴と二人で大爆笑したよ。
でも、そのうち「これすっごくおもしろいかも」と気づいた。
それは元々このリズムパターンが好きだったというのも大きかったと。
ここでTR808に付いても話さなきゃならない。
僕はドラマーだったわけだけど(シツコイ)、
ドラムは好きだったが、ドラマーというものはあまり好きではなかった。
楽器運ぶのが大変とか、歌が歌えないとか(歌ってたけど)
いろいろ理由はあるけど、一番の理由は「汗かくから」。
ドラマーってさ、ガテン系の楽器でしょ?これが嫌だったの。
どんなにクールな曲でも、ドラマーがプレイすると全部汗なんだよ。
TR808流行の貢献者フィルコリンズ様。
数々の凄い発想で音楽界を変えていったお方。
彼もドラマーですね。
これは想像だけど、僕と同じようなジレンマがあったのかも?と思う。
曲を作って歌いたいけど、自分がピアノ弾いて歌うときにドラムがいない。
凄い綺麗なバラードなのに、ドラマー(自分)がプレイすると暑苦しい。
ガテン系じゃないDrumsが欲しい!
人間味の無いDrumsが欲しい!
これがTR808の起用に結びついた気がするんだよね。
打ち込みで機械のドラムなんてグルーヴもヘッタクレもあるかい?
って苦言を呈する人が時々いるけど、
…あるんだよ。グルーヴ。ジャストという素晴らしいグルーヴがね。
打ち込みが機械っぽく聞こえるのは、そう打ち込んでるからで
上に載る楽器によって変わるし普通に使えば普通になるわけです。
本来暑苦しいはずのR&Bとかソウルっぽいのとか
もうね、どんどんヤオヤで涼しい音楽になっていったわけ。
これは実に画期的でした。
こんなこと書くと「お前は魂というものが判ってない!」としかられそうだけど。
逆に、本来の楽曲の良さがより伝わりやすく判りやすくなると思ってるし
人間という媒体が消えただけで、楽曲の魂は消えているわけではないと思います。
と、盛り上がってきたところで次回に続きます。
次はリミックスの角度からいろいろ書いてみます。
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