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2004年11月11日

山田ズーニーさん

前にも書いたんだけど、ずいぶんむかしなので
もう一度取り上げさせていただきたい。

今の僕にとって山田ズーニーさんは神に近い感すらあるのですよね。
この方の存在を知らなかったら、今現在音楽とか創ったり、
或いは、創れていても思うようなカタチにできていなかったかもしれない。
でもズーニーさんは別に音楽家とかじゃないのです。
でもズーニーさんの書く文章は、すっごく音楽的だと思う。
文体や行間がメロディで、内容が歌詞なんだね。

この方の存在を知ったのは、たまたま見たケーブルテレビの
偶然つけたチャンネルで始まった公開講義みたいな番組だった。
タイトルは「心を揺さぶる文章術」というもので、それに惹かれて
(何を隠そう高校時代、小論文は得意分野で大学もそれで受かったのだ)
なんとなくザッピングの手を止めたのだった。

始めは、よくある大学教授系の
「小論文書き方ノウハウ講義」の類なのかと思っていたんだけど
実際はまったく違っていた。まったく!
ズーニーさんの放つ言葉の弾がバシバシ僕の胸を打ち抜く感じ。
その講義を見終わって僕は「ああなんと半端に生きてきたのだろう…」と
ここ数年の自分の不甲斐なさを反省した。
同時に、このような方が世の中に存在していたことに感動した。

ズーニーさんの言葉が何故僕の胸に突き刺さってきたか。
それは、ズーニーさんの話す講義の内容が、
その時の僕が既に忘れてしまっていたり、
不要だと思って心の片隅に追いやってしまっていたことだったから。
不要ではない、思い出せ、
創作活動をする上で、いちばん重要なことだ…
…と、ズーニーさんが僕に訴えかけてきたように見えたのだ。

ご本人は迷惑かもしれないが、ズーニーさんの言葉は
かつての僕の考えていたことと、ほぼ同一だった。
ほぼすっかり代弁されていたのだ。
それだけではない。
僕が自分では気付いていなかった様々なことまで
全て言ってくれていた。これは凄いことだよ?
普通ありえない。
まったくの赤の他人が自分とほぼ同じことを思っているなんて
変ではないか。

でも今までも音楽をやってきて何度かあったことだが
これは実際にはありうるんである。
まったく自分が考えていたのと同じフレーズが
セッションの相手から飛び出してくる、とか。
自分が思い描いていたとおりのフレージングで
(伝えてもいないのに)ゲストの歌手が歌ってくれた、とか。
これが魔法なのだ。

自分のような考えを持った人との出会い。
ライバル心とか危機感とかまったく感じないです。
逆に、とっても心強く、生きる力を貰う。
とてつもなく自分自身を肯定できる気持ちになれる。

今でも、僕は
自分で対処しきれない問題が起きたり
悩みが大きくなったりすると、ほぼ日のズーニーさんのコラムを読む。
そうすることで、すーーーと鬱な気分が消えてゆくのだ。
僕の言いたいことを、いやそれ以上のことを
しかもずーっとわかりやすい言葉で言ってくれてるし
進むべき道も、それとなく示してくれる。

疲れたときに戻る家みたいなものだろうか。
僕には実際にそういう家はないけれど。
だからこそ、なのかもな。


こういうことがあるんですよ。
だから力を失いかけている人とか、パワーが不足していると
日頃感じている人も、めげずに頑張って欲しいと思う。
誰かが発した言葉は、
必ず誰かが受け止めてくれるはずです。

という希望を込めて。今回は締めておこう。

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