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2004年9月11日

To ME

To MEサンプルCDRの増産作業で久々に聴くことになったので、
ついでに最近の新曲を続けて聴いてみた。
新曲だけ聴いてると、どうしても分析モードで聴いてしまって
粗ばかりが目立ち、凹みまくりなのだが
続けて聴くと、耳がちゃんとリスニングモードで聴いてくれて
新曲もなかなか楽しんで聴けたので、まぁまぁ安心したところだ。

とはいうものの、まだまだ世界を構築してるって感じではないなあ。
何かが足りない感じがするのである。

HDDレコーディングになってから実際の音が完成するまで
ちょっと時間が掛かりすぎたかも知れない、とか反省することもあるのだが
やっぱりこうしてみると、音作りは難しいのだ。
前のマルチ 8トラック時代の音が凄く馴染んでただけに
今回のなんだか良く判らない違和感は、原因がつかめず気持ち悪い。

それにしても「冷たい夏」の再構築は素晴らしいね。
マルチからMacに移動して、おんなじ音空間を再構築したんだよな。
あれをやらなかったら、HDDレコーディングのこととか
全然判らなかっただろう。やった甲斐があったわ。

僕の作る音空間の印象のほとんどは
実はMP5の音なんじゃないかと思ってる。
あれの空間エフェクト系(ディレイとかリバーブ)の音というか
広がりって独特だから。多分に頼ってた部分は大きいね。

どっちにしろ、Mac内部エフェクトは
CPUパワーが足りないので多用することができない。
だから外部のMP5にセンドしたほうが
スペック的にもやさしいような気はするんだがな。

まぁ、俺的スペクターサウンドはMP5だったということかもしれない。
まんま「ゴールドスタースタジオ」というユーザーセッティングも入ってるし。
関係ないけど「ヘッドリー・グレインジ」というセッティングも作ってあるんだよな。
これは Zeppelin がレコーディングで使った、お城の大広間の音だ。

MP5は電池切れという大事件を過去起こしたことがあって
未来永劫信頼できるって機材でもないんだが、
まー次の電池切れの日が来るまでは、
使ってみても良いかも知れないな。

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