« 8ビートは頭2拍で決まる。 | トップページ | ビルブラ »

2004年6月10日

とはいうものの

ポップスでドラムが凄く上手かったらどうだろう。
あまりに普通に流れてしまい
あまり耳に残らないのではないだろうか。
愛の休日なんかはメロや歌が独特だからアレだけども
それでも綺麗でソツなく・・・というイメージはある。

バタバタドカドカモタモタドラムだからこそ
ELOもPILOTもBeachBoysもELPもクイーンも
妙に耳に残るのだ。
そうじゃなければ、
BB5はただのナツメロだし
ELOは産業歌謡曲だし
ELPは超技巧集団だし
クイーンはプログレだし。

ドラマーがアレだからこそ
他メンバーも他の部分に力を入れざるを得なかった。
やる音楽自体が変わっていた可能性があるのだ。

ビートルズだとその立場は
ジョージハリスンかねえ。おっと。

レコーディングでソツなくこなされると
どうしていいのか判らないことがある。
一時期日本で流行ったLA録音なんてのがそうね。
どれもこれもつまらなかった。
演奏が上手いだけで主張も心も何も伝わってこなかった。
あまりに上手い演奏を見せられると
ディレクターとか何を言っていいのか
わからなくなってしまうのだ。
どのテイクもOK!ってなってしまって。
ポルナレフのUSAもその傾向かな。残念だけど。

LAのミュージシャン自体のカラーがそうではないことは
後のTOTOが証明した。
彼等がやる気になったときの音楽はマトモだったからだ。
使いこなせない、というのはこういうことだったのね。

米国ミュージシャンに比べると
英国人も日本人も不器用で下手である。
そこが独自のカラーを生み、
個性を生み、独特のグルーヴを生み、
ロックを生んだのだろうな、と思う。
対象に憧れ、模倣し
まったく新しいものを生み出した、と。
でも実は不器用だっただけとか。
すごいすごい。

|

« 8ビートは頭2拍で決まる。 | トップページ | ビルブラ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 8ビートは頭2拍で決まる。 | トップページ | ビルブラ »