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2002年2月28日

Last Tango In Paris

ニューステの天気コーナーで
メインテーマが流れてたな。

言わずと知れたベルトリッチの有名な映画だ。
この映画は、なんだかわけがわからないことでも有名。
マリア・シュナイダーは可愛いし
中年男(マーロンブランド)の苦悩も
ある程度理解できるんだが。
…だが、なんでいきなり
アパートの空き部屋でFuckする必要があるのだ???

内容と相反して
テーマ音楽は素晴らしく美しい。
これは名曲だ。
ホントにマジで大好きだ。
俺が好きっぽい曲でしょ?
モロ好みだよね。
こういう曲を創りたい。
メロディが強く美しく、
コード進行が華麗、転調がダイナミックで
エモーショナルな弦アレンジの曲。
これらの要素のうち、どれが欠けても駄目です。
これらが全て揃っていなければ名曲とは言えません。
これは、私の責任において断言。

エンディング近くで
マリアシュナイダーがマーロンブランドを
手コキしてあげるシーンがある。
この前後に演奏される、もろタンゴアレンジの
テーマ曲が、特に来るなぁ。
ここだけは秀逸シークエンスだ。

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2002年2月26日

Bass

差し替え部分のレコーディング無事終了。
メロディライン未決定部分の16小節間が
ずーっと仮フレーズのままだったのだが
メロディ決定に伴い
Bassも本チャンに差し替えたわけです。
当たり前ですが、ちゃんと弾くと
とてつもなく聴きやすくなります。

昔はドラマーだった俺だが、現在は
とりたててどの楽器が上手い、ということがない。
曲を創って歌う分にはそれほど弊害も無いけど
楽器を演奏した人なら判ると思うが
あの「演奏」という肉体的な運動は
実に刺激的で、忘れられないものなのだ。
ただ歌うだけも寂しいなぁと思ったり。
それに、自分の曲に自分の熱い演奏が入っていると
実にやる気が出る、というか燃えるんだな、これが。
生命が吹きこまれて行く、というか。
で、楽器演奏という分野を無くしてはいけないな
と感じた俺は
以前から好きだったBassという楽器を選択し、
日々向上に努めることにしたのだ。
本職ではないからテクニック的にはおぼつかないが
それでも独特のタイム感みたいなものは発生し
なかなか心地良い気分にさせてくれる。
そうしてある種の相乗作用により
楽曲自体のクォリティも上がってくるわけです。
いいよね。

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2002年2月21日

椎名林檎という名の壁

1998年。
俺が殆ど音楽活動をしていなかった年、
その隙を突いたように椎名林檎さんはデビューした。
実は、その年の2月に千尋さんのシングル
「ストロベリーフィールズ(←俺の曲だ!)」が発売されていて
そのアレンジが亀田さんだったりするのだが
そんな共通点にもまったく気付くことなく、日々過ごしていた。
気が付くと林檎さんは大ブレイク、
知らない人がいないような存在になっていた。
TVや雑誌で見る姿は、俺の好みのように思われ
曲も個性的かつエモーショナルで聴いてみたいなと思わせるものだった。
だが、知らないうちにとてつもなく大きくなってしまったんだよ。彼女。
なんだか後追いのような、流行り物好きの若ぶってるオヤジみたいな。
そんなことになるのも、なんだか嫌で
ただ、彼女の活躍ぶりをボ〜っと眺めていた。

彼女の登場以後
彼女のような詩や文を書く人
彼女のように歌う人が増えた。
まぁ以前から居たのだろうが、目立つようになったんだね。
そんな世間を眺め、自分は
時代に取り残されたような無力感に包まれた。

翌年、個人的に変動があり
音楽活動を一部再開することにした。
同時に、以前のような「世間の動きチェック」も再開した。
様々な人や音楽と出会い、そうして今がある。

椎名林檎というものを浚い直すこと。
それは俺にとっては、最後の大きな壁に
ぶつかって行くということのような気がする。
いつか彼女の音楽を「すごく良いね」なんて言いながら
聴ける日が来る、そう思っているんだ。

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